〜Lovely Elf〜

「俺の魅力であの男、とりこにしてやるw」

せっかくのネットゲーム。
リアルは男だが♀キャラをつかってみたいと思ったことはないか?
そしてどうせやるなら怪しまれずに、満足して終わるまで完全に演じてみせたいと思ったことは?
・・・これはそんな貴方に送る私の記録である。

注:メインモデル達は、はるか昔に引退済です。

準備
では始めに用意されてある♀キャラをつかってネカマキャラを作ろう。
おすすめはエルフである。
ナイトやDEより愛らしく、WIZほど気が強くなく、プリよりとっつきやすく見えるのだ。
現に私の知り合い達はネカマをするとき、かなりの率で♀エルフだった。
れっすんわん。
話をしてみよう。
WISを送ってきた時、彼女(?)達はすでにネカマにひたっていることが多かった。

はい、それではINした際のご挨拶。
「ちゃ^^」
・・・お見事。

はい、それでは落ちる際のご挨拶。
「ご飯食べなきゃだから、落ちるね^^」 
・・・完璧。

丁寧すぎなくがさつすぎなく、親しみやすく話しやすく、かつ愛らしい。そんな話し方。
もともとお茶目なタイプならこれはたやすいかと思われる。
これをずっと続けることに苦痛を感じ挫折した人もいるが、これは最重要項目だと私は思う。
れっすんつー。
クランに入る前に、リアル設定も行おう。
どこからぼろがでるかわからないのである。
クラン員に身長をきかれて
「176cm♪」とか答えようものならば、ありえる高さではあるが疑わしい。
内容は適当でよいのだ。

実際に設定した彼女(?)の例をあげよう。
【女子大生の一人暮らし。身長155cmほど。体重&スリーサイズ。リネ初心者で1st。】

これで何をきかれても心の準備ができているので大丈夫である。
さぁ、手頃なクランに突入だ。
れっすんすりー。
クランに入ってすることはクラン員との交流である。
クラハンときけば
「うん^^ 参加する〜。」と飛んでいき、
クラチャで寒い冗談が流れても「あははw」と可愛く答える。
IN時間もほどほど取り、付き合いよく愛想よく、困った相手には親身になる。
・・・そう、間違ってもどこかのWIZのように、ぐさっとくるつっこみはいれない。

しばらくして彼女(?)がクランに慣れてきたころ、おもしろい展開になってきたことがあった。
考えてみればこれでもてないわけがないのだ。
彼女(?)達に調子を尋ねたところ、いいよる男共の対処に忙しいようであった。

ここで注意。数人からWISがくるようになったら、くれぐれも誤爆には慎重になること。
「うわぁぁぁ!俺きもちわりぃぃぃ!!」
「OK準備するね^^」
 と立て続けにWISがきたことがあった。  ・・・後半が誤爆である。
ささいなミスで今までの苦労を泡にしてはならない。
れっすんふぉー。
人気がでると恋人もできようというもの。
さすがに当人ではない為、ネカマの恋愛のくわしい経緯はわからない。
聞きかじったことがあるのだが、私はその記録を消してしまっているTT

大抵の彼女(?)達は中身はれっきとした男であるがために、このあたりまでくると憂鬱になっていた。
しかし心配は無用である。
「私もよ^^」
「貴方のそばにいるのが一番ほっとするの・・・」
と答えれるだけの逞しさがネカマにはあるのだ。
本体で自分が言われたい言葉、やってほしいこと、これって可愛いと感じたことをそのまま演じてやればよいのだから、楽といえば楽である。

とはいうものの・・・。
内心の気苦労ははかりしれない。
こればかりはやってみないと凹み度がわからないようだ。
れっすんふぁいぶ。
親しい相手ができるといつかはやってくる。
メルアド&携帯番号をきかれる時だ。
日頃どんなに可愛らしい言葉遣いを心がけていても、電話などしようものなら相手は一気に世界の果てまで逃げてしまうだろう。
対処法としては、ゲームはゲームだからと言って何も教えない手がある。

ごまかした彼女(?)の場合はこうだった。
メルアドをリネ用で別に取得。
しかしメールを送ると本当のアドレスがばれるため、携帯が壊れてて送信及び通話ができないと説明。
出来るのはメールの受信のみ。
んな携帯があるかぁぁ!って相手も思うに違いないのだろうが、そこはまぁ言葉でごまかすとw
・・・ネカマの恋愛に声は不要なのである。
れっすんしっくす。
「結婚おめでと〜〜〜^^」
・・・と祝福をあたえるところまでくると、ネカマ人生は大成功ではないだろうか。
(「もし君がネカマでもいい、結婚してくれ^^」というケースは除く。)
ここまできた彼女(?)は、相手に「君と別れたら引退するしかない。」と言わせるまでにいたっていた。

あまり時間をかけなくても、装備があって成長できれば進行は早いようだ。
ネカマここにきわまれり。
ついにその魅力で相手を手玉にとったのだ。
ちなみにこの時点においても
「貴方が世界で一番よ\kv」等、答える血と涙の努力は続いている。
この後は好みではないだろうか。
続けるなり辞めるなり、相手を煮るなり焼くなり装備を借りてとんずらするなり・・・w
世界は思うがまま、である。
お片づけ
ネカマ人生を堪能したら、いよいよ終わりである。
わざわざ
「俺は男だっ!」と本体を持ち出してきてばらした人、何も相手に言わずに黙ってキャラを消した人がいる。
そして最後までばらさずに♀としてお別れの手紙を送って消えた人も。
・・・共通して言っていたことがある。
「もう二度とやりたくない。」
ネカマとして人脈がひろがればひろがるほど、深くなれば深くなるほど、疲労困憊したようだ。

しかしその人生を選んだのは彼女(?)達自身である。
同情は無用。

・・・それも含めたネカマ人生が、きっと楽しみの1つなのだから。

他では味わえることのない笑いを振り撒いてくれた愛すべき彼女(?)達へ。
  感謝^^
そしてこれからネカマを試してみようという貴方へ。
  ・・・今後のリネ人生に幸あれw

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